肝臓病 (肝臓専門外来)  

肝臓は、沈黙の臓器といわれます。  非常に強い再生力をもち、ヒトの活動エネルギーの源を産生・貯蓄し、解毒することのできる肝臓は、人体の工場に例えられるほどです。  しかし、肝臓の病気については、動きのある心臓や症状の出やすい肺、胃腸などの臓器と異なり、自覚症状から状態を把握するのは困難です。  

外からはわかりづらい肝臓の病気ですが、血液生化学検査のデータを正確に読み取り判断することで肝臓の状態を把握することが可能になります。 同じ検査結果の数値でも疾患によって全く違う意味を持つことがあり、その判断や治療には経験が要求されます。 院長は、肝臓専門医として多くの経験があり、肝疾患全体を見通した上での適切な診断や治療、助言等を行うことが可能です。 肝臓に関するどのような心配でもご相談にのりますので、お気軽に受診下さい。

(専門外来としての時間は、特に設けておりませんので、診療時間内にお来しください)

 

C型肝炎が内服薬で治療できます
​​ (8週間~12週間の内服治療)
*肝炎治療助成制度が利用可能
 B型肝炎・C型肝炎の方は、肝炎の治療助成制度があります

詳しくは、コチラ

 

埼玉県肝炎治療医療費成のご案内

自己免疫性肝炎・原発性胆汁性肝硬変

オーバーラップ症候群

 診断基準による評価・加療

 ステロイド製剤/免疫抑制剤による肝炎治療

 経口剤治療(ウルソ, フィブラート,EPA等)

 

脂肪肝・非アルコール性脂肪性肝炎 

NAFLD~NASH

 減量指導・運動療法

 経口薬 (適応に応じて、漢方薬, 高脂血症 治療薬,糖尿病薬の一部など)

 画像評価

 

アルコール性肝疾患

 飲酒欲求抑制薬(レグテクト)

 嫌酒薬(ノックビン、シアナマイド)

 禁酒指導

 肝機能評価と画像評価

 精神科・アルコール専門病院への紹介

 

まれな肝疾患の診断

 特発性門脈圧亢進症(IPH)

 門脈血行動態異常症(NRH,PNH)

 日本住血吸虫症

他の系統疾患に合併するもの(まれ)

 肉芽腫性疾患(TB、サルコイドーシス)

 血液・腫瘍性疾患の肝病変

 アミロイドーシス など

 

腫瘍性病変の診断

  原発性肝癌

  胆管癌

  血管腫

  肝嚢胞

  肝細胞腺腫

  転移性肝腫瘍

 

その他

  • 肝炎助成制度申請のための診断書作成

  • 身障者福祉法(肝機能障害)の障害者認定診断書作成

  • 肝癌治療のための専門病院への紹介

  • 他施設での肝臓疾患治療のセカンドオピニオン

  • 肝移植実施施設・移植ネットワーク・コーディネーターへの紹介

  • 高度先進医療の相談

 

 

 

 

 肝臓疾患) 《当院で対処可能な疾患》

正常肝

病気のない肝臓は、 平滑できれいな表面を呈しています

当院で対応できる肝臓の疾患および治療

(専門用語がありますが、詳細は診察で説明)

肝機能障害の精密肝機能検査および診断

 一般生化学検査の評価

 ウイルス血清学的検査

   (ウイルスマーカー等)

 ウイルス遺伝子学的監査

   (PCR、核酸変異等)

 肝臓線維化マーカーによる評価

 肝臓予備能・肝不全の評価

 腹部エコー検査

  (形態的診断・癌スクリーニング)

 提携機関でのCT・MRI撮影・説明

 食道静脈瘤の評価(内視鏡検査)

 

C型肝炎の治療

    インターフェロンフリー経口剤治療

    DAAs(direct anti-viral agents*)治療  

   (*直接ウイルスに作用する製剤という意味)

 (肝炎のページに記述)

 ①ダクラタスビル・アスナプレビル併用療法

 ②エルバスビル・グラゾプレビル併用療法

  ③グレカプレビル・ピブレンタスビル配合錠

 ④ソホスブビル・リバビリン併用療法

 ⑤レジパスビル/ソホスブビル配合錠

 ⑥ベルパタスビル/ソホスブビル配合錠

 肝庇護療法

 

 

B型肝炎の治療

 核酸アナログ*療法(経口抗ウイルス薬)

  (*核酸に類似したものの意味)

     エンテカビル/ラミブジン/アデフォビル

      /テノフォビル(TDF/TAF)

 インターフェロン療法

  (ペグ、皮下注、長期少量投与など)

 ワクチン間歇投与(自費)

 

肝炎治療(従来型肝庇護療法)

 静注用グリチルリチン製剤投与

          (強力ネオミノファーゲン,SNMC )

 三剤併用療法

 内服剤(ウルソ等)

 

肝硬変治療

   肝性脳症の診断

 門脈圧亢進症・食道静脈瘤評価

 肝不全用特殊組成アミノ酸輸液製剤療法

 難治性腹水のための静注アルブミン製剤/   利尿剤治療

 ラクチュロース注腸

 分枝鎖アミノ酸製剤処方

   こむら返り治療(芍薬甘草湯, アミノ酸製剤,

    カルニチン製剤等)

 

非B非C肝硬変の成因
非アルコール性脂肪性肝炎による肝硬変

が増えています   (肝臓学会実態調査集計より)

アルコールを飲まない、ウイルス肝炎もない人の肝硬変・肝臓がんの原因として、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:non-alcoholic steatohepatitis)~非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)が問題になっています。

特に、メタボリックシンドロームや糖尿病の人、肥満の人、今はやせているが、もと肥満であった人などに多く、脂肪肝といわれたことがある方は、知らないうちに肝硬変や肝臓がんに進行することがあるので、注意を払う必要があります。

肝癌焼灼療法(RFA)

肝癌は、手術以外にカテーテル治療やラジオ波焼灼療法などで加療します

食道静脈瘤

肝硬変になると、食道下端に静脈が腫れてくることがあります。破裂する前に治療が必要です。